sartol概要
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ドキュメント[目次] 1.dsar編 2.esart5編 3.そのほか編 [1.dsar編] dsarはsarファイルの展開を簡単にするためのバッチファイルです。「でさー」 か「どさー」とでも呼んでください。 dsarはsartolを呼び出すバッチファイルで、あっきぃさんの「えんやこらsar」 のバッチファイル版とでもいうべきものです。しかししょせんはバッチファイル なので、「えんやこらsar」には多くの点で劣っています。ということで、基本的 には「えんやこらsar」のほうを強くお勧めします。「えんやこらsar」をなくして しまったときや、CUIが好きでたまらないという人だけ、dsarを使ってください。 「えんやこらsar」はGUIで設定できるのでずっと便利です。 http://koya.marokun.net/osask/download.html --- デフォルトでは、sartol.exeにパスが通っていて、かつ、Windows2000上で 利用し、展開先はデスクトップ上に作ったフォルダ、さらに展開終了後は、 そのフォルダをexplorerで自動的に開く、という設定内容になっています。 Win95/98で使う場合やsartol.exeの置き場所が違うときは、バッチファイル の最初のsetのところを適当に書き換えてください。 dsar_bpathの末尾に/があると、アーカイブと同じ名前のディレクトリを 自動生成します。/がなければ、ディレクトリを作らずに、指定されたディレク トリに、じかにアーカイブの中身を展開します。dsar_bpathを ..@arcpath もしくは ..@arcpath/ とすると、 ..@arcpath の部分にsarファイルのある パスが置き換えられて処理されます。 dsar_bpathの記述には、今は存在していないディレクトリが複数含まれてい てもかまいません。ちゃんと設定どおりのパスになるように、sartol側で足り ないディレクトリを自動生成します。 dsar_autorunは=の後ろに何も書かないと、ディレクトリの自動オープンを しなくなります。dsar_autorunはおもにexplorerを指定するために用意されて いますが、展開したディレクトリをそのまま別のアーカイバに渡すとかもでき るでしょう。これにより、sar→zip変換とか、そういうこともできるんじゃな いかと思っています。 --- 使い方は prompt>dsar osat46i.sar などとします。 もしくは、エクスプローラでosat46i.sarをつかんで、dsar.batの上に落とし てもいいです。 もしくは、いきなりosat46i.sarをダブルクリックして「ファイルを開く アプリケーションの選択」ウィンドウを出させて、「その他」ボタンを押して dsar.batを選び、「これらのファイルを開くときは、いつもこのアプリケー ションを使う」にチェックをつけたままでOKを押す方法もあります。これなら 以後はダブルクリックだけでどんどん展開できます。LHASA気分です。 以上の3つのいずれでも、複数のファイルの指定が可能です。 [2.esart5編] esart5はsarのアーカイブ作成オプションが長くて面倒なので、とりあえず 手軽にアーカイブを作れるようにしたバッチファイルです。自動でtek5圧縮も かけます。 ・簡単な使い方 prompt>esart5 適当なディレクトリ名 などとします。 もしくは、エクスプローラで適当なディレクトリをつかんで、esart5.batの 上に落としてもいいです。 これで、ディレクトリの内容と同じものがsarファイルとなって生成されま す。どこに生成されるのかというと、とりあえずそのディレクトリと同じ場所 にできます。もちろん、ディレクトリの中にディレクトリがあれば、それも全 部sarにしまいこまれます。 どちらについても、複数のディレクトリを一度に指定してはいけません。 ・ちょっとだけ高度な使い方 prompt>esart5 適当なディレクトリ名 ** →こうすると、下位ディレクトリのファイルはアーカイブしなくできます。 prompt>esart5 適当なディレクトリ名 *.txt →こうすると、全てのディレクトリの中から拡張子が.txtのものだけをアーカ イブ対象にします。 prompt>esart5 適当なディレクトリ名 **.txt →こうすると、指定したディレクトリの中から拡張子が.txtのものだけをアー カイブ対象にします。下位ディレクトリの中は捜しません。 prompt>esart5 適当なディレクトリ名 abc* →こうすると、アーカイブ対象パスがabcで始まるものだけをsarに入れます。 prompt>esart5 適当なディレクトリ名 *.txt *.doc →こうすると、.txtと.docがアーカイブ対象です。 prompt>esart5 適当なディレクトリ名 sartol.c sartol.exe →こうすると、sartol.cとsartol.exeだけがアーカイブ対象です。 prompt>esart5 適当なディレクトリ名 src/* →こうすると、srcディレクトリの中だけアーカイブします。 なお、esart5などを使わずにsartolやwceを直接利用すれば、もっと複雑な 指定も可能です。 [3.そのほか編] wce.exeは、ワイルドカード展開支援アプリです。とりあえずWindows用で、 Linuxなどで利用するにはsetnames()あたりを大幅にいじる必要があるでしょ う。というか、Linuxではシェルがワイルドカード展開をしてくれているので こんな小細工アプリは不要でもあります。 手抜きで作っているために、たくさんのサブディレクトリをもつディレクト リで実行すると、下の階層を参照するようなワイルドカードを使っていなくて も、劇的に実行速度が落ちます。 ということで、その辺に注意して問題なさそうなディレクトリで、とりあえ ず、 prompt>wce echo * などといれてみてください。ワイルドカードにマッチしたファイル名がechoさ れるはずです。 生成しているコマンドラインを確認したいときは、 prompt>wce echo * #p=1 というふうに、末尾に「#p=1」を付けてください。system()を呼ばすにputs() するようになります。 prompt>wce echo #b=適当なディレクトリ名 *.txt とすると、カレントディレクトリではなく指定したディレクトリ内に対して、 ワイルドカードを適用します。 prompt>wce echo ( *.txt *.doc ) と括弧をつけると(括弧の前後にはスペースが必要)、括弧をつけない場合は ファイル名のソートがワイルドカード単位になっていたところが、括弧内全体 でソートするようになります。 prompt>wce echo ( *.txt #!=readme.txt ) このように「#!=ファイル名」とすると、そのファイル名は出力されません。 括弧がないと*.txtの段階で出力されてしまうため、括弧は必要です。 なお完成度が低いので、?は全く使えません。 wceではワイルドカードを含まない文字列はそのまま出力されます。括弧が ある場合はいったんバッファリングして、ソートしてから出力です。 例>wce echo abc def 0123 例>wce echo ( abc def 0123 ) wceはアルファベットの大文字小文字を区別します。memo.txtは*.TXTでは ヒットしません。それが困るときは ( *.txt *.TXT ) とでもしてください。 [さいごに] dsarやsartolやwceの著作権は川合秀実にあり、ライセンスはKL-01です。 Linkssarに関するリンク集
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