OSASKレポート BTCFでCF編第1回からものすごく間があきましたが(しかも、前に月刊OSASKで書いたやつを修正したものですが)、今回は第1回で紹介した「CFでOSASKを起動」の簡単バージョンを紹介します。 使うものはBTCFというKタン特製ツールです(笑)。これは、OSASKをCFに置いたFDIMAGE0.BINの中のOSASK.SYSを直接読みこんで起動させるというものです。うまくつかえば、OSASK専用PCというのも夢ではありません! ここではWindows95で説明していますが、MS-DOSモードで再起動できれば大丈夫だと思います。 ◎用意するもの まずはCFの準備からやります。Windows上でCFを通常フォーマットします。フォーマットした後にSF16にすると、CFが少しだけ高速化します。やってみたい方はpcctolをダウンロードしてドキュメントの指示に従ってやってみてください。 pcctol :: http://community.osdev.info/index.php?pcctol フォーマットが完了したらCFをデフラグします。設定の「プログラムファイルを整理して、プログラムの実行速度を早くする」というチェックをはずしてください(毎回実行するを選択している方は今回のみにしておくといいと思います)。デフラグ作業は、CFのイメージを整理(=どれかイメージを削除)したときに必ずしてください。でないと、断片化してOSASKが実行できません。 次に、OSASKをCFへ入れます。いろいろと面倒な作業なので、OSASKのおすすめパッケージにある「INSTALL.BAT」を編集してバッチ実行しちゃいましょう。「INSTALL.BAT」を右クリック、編集を選択して、次のように書き換えてください(古い内容は全部消しますよ)。 IMGTOL e OSAIMGAT.BIN FDIMAGE0.BIN COPY FDIMAGE0.BIN <CFのドライブ(f:など)> COPYコマンドのCFのドライブは、自分でCFのドライブを調べて書き換えてください(わからなかったらCOPYの行は消して手動でコピーしてください)。書き換えたら保存して「INSTALL.BAT」を実行します。これでコピー完了です。 次はbtcfの準備です。btcfをHDDのCドライブ直下において、そのディレクトリにあるcommand.comのショートカットをデスクトップに作ります。そしてショートカットのプロパティを開いてプログラムタブを出し、詳細設定を開きます。MS-DOSモードにチェックして、「新しいMS-DOS設定を指定する」を選び、その下にある2つの設定欄の中をすっからかんにしてください。そして、「MS-DOSモード用AUTOEXEC.BATファイル」に下のような文を入れて置きます。 @echo off @echo Booting OSASK... btcf @echo OSASK not found! btcfのあとに「@echo OSASK not found!」を入れるのは、OSASK(CF)が無いときのためです。 さて、OKボタンを押して全部閉じたら設定完了です。CFを入れてショートカットを実行してみてください。再起動後、MS-DOSモードで起動して、OSASKが起動すれば成功です。どうでしょうか? Windowsに戻るには、起動時にでる「Windows 95 is now starting your MS-DOS-based program...」とでているときにescを押すか、CFを抜いた状態で起動して、プロンプトに「win」と入力して実行するとできます。 デスクトップのショートカットの名前やアイコンを変更したり、autoexec.batの設定でメッセージを変えてみたり、いろいろ工夫してみてください。 |